THE SOUND OF '70s

2ndの『TAKE OFF AND LANDING』と同時期に作られた、パンナムへのオマージュアルバム。どっぷりイージーリスニング的なものを想像していたら、意外と『TAKE OFF 〜』に近い感触のサウンドでした。ソロアルバムとして十分楽しめる内容ですが、もっとノベルティ色が強くても面白かったかもしれません。今年は活動を再開するようで、新作が楽しみです。

2ndの『TAKE OFF AND LANDING』と同時期に作られた、パンナムへのオマージュアルバム。どっぷりイージーリスニング的なものを想像していたら、意外と『TAKE OFF 〜』に近い感触のサウンドでした。ソロアルバムとして十分楽しめる内容ですが、もっとノベルティ色が強くても面白かったかもしれません。今年は活動を再開するようで、新作が楽しみです。

ロイクソップの3rd。前作以上にエレポップ色が前面に押し出されています。北欧的せつな系の曲調とエレポップは相性がよろしいですな。シンクのかかったリード音が多用されているのが特徴的。懐かしい感じで悪くありませんが、1stの実験的な部分を発展させた音も聴いてみたいところ。

教授の新譜。最近のエレクトロニカ系アーティストとのコラボレーションの延長線上にあるサウンド。全体に音数が少なく、ミニマルでアンビエントな仕上がりです。グリーンランドでフィールドワークしてきたSEが使われている「北極三部作」がアルバムのハイライトですが、ライヒを彷彿とさせるピアノ曲も味わい深いものがあります。地球環境に配慮してパッケージレス盤を購入しました。

83年に発表された清水靖晃の一人ユニット、サキソフォネッツのアルバム。全曲ジャズのスタンダードのカバーです。ドラムはリンドラムが使われていますが、それ以外は生演奏で、教授がピアノで参加しています。アレンジはゴージャスですが、全体の印象はクール。アートオブノイズの1stでサンプリングされた「EVERYTHING HAPPENS TO ME」も収録されています。

87年の作品をアマゾンの中古で購入。当時はワールド・ミュージックのブームに火がつき始めた頃で、本作はそのブームの仕掛人と言われているマルタン・メソニエとの共同プロデュース。サンプリングを多用したばきばきの打ち込みに第三世界的なボイスやボーカルが乗るといった趣向で、その中でも独特のこぶしの効いたご本人のボーカルがひときわ異彩を放っています。曲のタイトルや歌詞カードもひねくれていて面白い。教授の『NEO GEO』、細野さんの『omni sight seeing』と並ぶ、テクノ・ワールド・ミュージックの隠れた名盤。

87年に公開されたアニメ映画『源氏物語』のサウンドトラック。中古市場ではプレミアがついてしまって手が出なかったのですが、今回再発されたので購入。源氏だけに雅楽っぽいサウンドですが、そこは細野さんですから単なるシミュレーションに終わるはずがありません。聴きようによっては極上のアンビエントとしても楽しめます。細野さんが活動停止していた頃の作品で、当時はありがたーく拝聴した覚えがあります。

テイトウワの新譜。いつもながらお洒落な仕上がりですが、今回は衒いなく好きなことをやっている印象があります。もはやあまり「時代の音」というものが意識されなくなってきて、流行に関係なく「俺の味」をやってみましたという感じでしょうか。ピコピコとテクノポップ度が高いのもそう感じさせる一因かと。タイトル通り楽しく、しかも非常に完成度の高いアルバムです。

YMCKの新譜。タイトル通りお料理がテーマ。シリアスだった前作とは対照的に、明るく楽しい雰囲気になっています。1stや2ndで聴かれたようなジャジーな曲が少ないのがちょっと残念。

DE DE MOUSEのメジャーデビュー盤。フィルター全開のキラキラしたシンセとせつな系のメロディに、ディープ・フォレストのような民族ボイスのコラージュが乗るといった趣向。前作ではスクエアプッシャーのようなブロークンビーツも聴かれましたが、本作ではその辺は抑えられて、あくまで聴きやすい仕上がりになっています。この衒いのなさは新鮮。YMCKと並んで、テクノポップの新世代と言えるでしょう。

前作からわずか半年というスパンで発表された電気の新譜。全編ビキビキのアシッドサウンドです。下手すると懐古趣味ともとられかねない内容ですが、電気だから許されるというところもあるのでしょう。ジャケットはハードフロアの1stへのオマージュでしょうか。おまけのDVDは最近のライヴ映像で、瀧の存在感とまりんの鬼気迫るプレイに圧倒されます。
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